DANDELION -PHONE BOOTH-
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ryotakegawa
62
PUBLIC
Published on: 2024/03/19Show translation
儚く散る質量の無い物体 画面を通して拡張現実された世界を見続けた後、何も通さずに世界を見ると「あ、仮想だった」と我に帰ることがある。 本作は拡張現実上で、触れるとそこにあったはずのオブジェクトが消えてしまうという体験を通して、リアルとバーチャルの境界を再認識する作品である。拡張現実の技術が進化しリアルとバーチャルの境界が溶かされていく一方、そこには結局実体は無いのだ、という儚さを感じてしまう。その儚さを、息を吹きかけると飛んでいってしまうようなたんぽぽの綿毛のように表現した。