HIdokei(kagosimajouato)

形状は直方体で縁は面取りがなされ，やや丸みを帯びている。本体表面中央には穿孔がある。孔の平面形は円形で，直径が１㎝，深さは３㎝で貫通はしていない。ここに時刻，時期を投影する棒状の軸がはめ込まれたと考えられる。 　表面にはこの穿孔を中心として，台形と直線により構成される図形と，これを区画として方位や時刻，時期を表すと考えられる文字が陰刻されている。方位を表すと考えられる文字は長軸両端部に「東・西」，短軸両端部には「南・北」が刻まれている。